ブラックラムズ東京、波乱を起こせるか? 2位ブレイブルーパス東京に挑戦
リーグワンのディビジョン1は第11節に入る。レギュラーシーズンは今節を入れてあと6試合。優勝を争うプレーオフトーナメントに進出できる4位までに入る争い、ディビジョン2との入替戦にまわる10~12位を回避する戦いは佳境を迎える。3月24日(日)、秩父宮ラグビー場(東京都港区)で対戦するのは、9勝1敗、勝ち点42で首位の埼玉ワイルドナイツを追う東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)と、2勝8敗で10位のリコーブラックラムズ東京(BR東京)だ。
優勝を目指して着実にチーム力を上げるBL東京は、前節、三菱重工相模原ダイナボアーズを、41-19で退けた。プレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いたSOリッチー・モウンガを軸にボールをテンポ良く動かし、ダイナボアーズの粘り強いディフェンスをかいくぐってトライを重ねた。試合後、トッド・ブラックアダーヘッドコーチは、「素晴らしいスキルの遂行力でトライを取れたことがうれしい。ただ、ラインアウトは明らかに課題になっていますし、もっと正確性を上げていかないといけない部分も見つかりました」と話した。
試合の時期にはニュージーランド代表のスコット・ロバートソンヘッドコーチが来日しており、旧知のブラックアダーヘッドコーチは「原田(衛)をオールブラックスに連れて行きたい、と言われましたが、『原田だけは渡せない』と断りました(笑)」と話した。ダイナボアーズとの試合でも原田は何度もディフェンスを突破し、トライをあげており、評価の高さがうなずける活躍だった。BR東京との戦いでもキャプテンを務める。BR東京戦のメンバーは前節から先発で2名の変更のみ。LOでジェイコブ・ピアスが復帰し、ワーナー・ディアンズとの不動のFW二列が復活する。CTBはロブ・トンプソンに代わって眞野泰地が入る。
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