米コインベースが決済インフラ「Stripe」と提携、イーサL2「Base」のUSDC対応
コインベースとストライプが提携
大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、決済インフラ提供の米ストライプ(Stripe)との提携を6月27日発表した。 この提携により、コインベース提供のレイヤー2ネットワーク「ベース(Base)」がストライプの暗号資産支払い製品に組み込まれるとのこと。これにより法定通貨から暗号資産への変換がこれまで以上に迅速に行えるようになるとのこと。 また、コインベースはコインベースウォレット(Coinbase Wallet)内にストライプを追加するという。これによりユーザーはでクレジットカードやアップルペイ(Apple pay)を使って暗号資産を購入できるようになるとのことだ。 さらにストライプは、「ベース」上のUSDCを法定通貨から暗号資産への変換対象の銘柄に追加する。これにより150カ国以上でより迅速かつ安価な送金が可能になるとコインベースは説明している。 コインベースは「暗号資産は、国境や銀行の営業時間に制限されることなく、ユーザーの摩擦や手数料を減らすことができる、未来のお金」だとし、「これら3つの重要な統合は、ストライプとコインベースが世界中のユーザーにとってより良い決済の未来を築くための強力な土台となる」とコメントしている。 「ベース」は、コインベース(Coinbase)が独自開発したイーサリアム(Ethereum)のL2のブロックチェーンだ。オープンソースモジュールの「OPスタック(OP Stack)」により構築されており、昨年8月9日にメインネットが正式ローンチした。 なお「OPスタック」は、「OPメインネット」の開発元であるOPラボ(OP Labs)が提供するソフトウェアである。開発者はこのソフトウェアを用いることで、「オプティミスティックロールアップ(Optimistic Rollups)」を採用した独自のレイヤー2ブロックチェーンを立ち上げられる。
髙橋知里(幻冬舎 あたらしい経済)