大神いずみ「いつの間にか長男大学生、次男は中2。ラップのライブに一人で行かせるか?我が身を振り返って悩む」
◆しっかり大学で何かを学んで欲しかった 大学に入ったというより、親から離れて自立するまでの、子どもとしての貴重な「ロスタイム」だと思っていたんだろうか、わたし。 あ、初めてサッカー用語を使ってみました(^_^)v。 いま親の立場になってみたら、そんな都合のいい考えで学費仕送り出させて大学に行ったのか、と腹立たしい。こら!ちゃんと勉強せんか! 親はしっかり大学で何かを学んで欲しかったのだと、今なら本当にわかります。すんばせん。 言うまでもなくそんなわたし、大学の履修単位を楽々取得していったわけではない。かなぁり大変な思いをした。4年生のとき一般教養の「体育」の単位を下級生と一緒に履修していたとだけ、ここには書いておこう。 そんな時代を高い高いお立ち台に立って謳歌していた4年間。(あ、ジュリアナという意味ではなく。あの格好が苦手で一度も行ったことはなかった。一度くらい行っとけばよかったと後悔。なんでも後から人に語れる経験って、大事大事) あまり勉強に熱心ではなかったが、入学した時たしかに、 「ここから4年間、ありがとうございまーーす!」 そう思って大学生活をスタートさせていた。 そんなわたしが、だ。 長男が履修科目を選択する傍ら、教職課程を履修させるか迷っていた。息子が、部活動もあってスケジュールが相当タイトになりそうだと悩んでいた時、わたしはやや声高に電話口で彼を説得していた。 「教職はぜひとったほうがいいよ。将来きっとあなたの役に立つから。絶対とったほうがいいよ!」 どの口がそれを言う、である。
◆親になって初めてわかったこと いま私は親として「是非」などと勧めているが、 自分は大学のとき必要な単位を「必要最低限」修めることに全力を傾けて課外活動ばかりしていたのだ。 36年後の私はすっかりそのことを箱にしまって人生の袋棚の奥の奥に放り上げてしまっている。 親になって初めてわかったことはたくさんあるけれど、実は親になってすっかり忘れてしまったこともたくさんあるんだということに、今週私は初めて気がついた。(今週かい!?) もし今あの頃に戻ることができて、大学に入学したばかりの18歳・いずみにおばちゃん・いずみが 「教職課程、とったほうがいいよ」と勧めることができたとしても… 「はーい、大丈夫でーす」 相当めんどくさそうに金言をスルーするに違いない、わたくし大神いずみ。 実はそんなところは、いくつになろうとわたし自身が一番わかっているのである。 んん。今日はなんだかややこしいな。 次男・瑛介はこの春、中学2年生。 ぎょっ。いわゆる「中2病」のオフィシャルエントリーか!? いえ、もうかなり前から「中2病」の症状は始まっています。 最近日に日にラップにはまっていく、瑛介。野球の行き帰り、学校から帰ってきてから家で過ごすほとんどの時間を、ヘッドホンで音楽を聴いて過ごしている。 YO!だ、Yeah!だ、Nnn!だよくわからない合いの手を入れつつたたみ込む言葉の連打、韻を重ねてHO~!!どうだおれのバース、見たかオレのセンス、YEAHーーー!!! …みたいな。わからない者が簡単に語ってはいけない気がするのでこの辺でやめておきます。 これを対決式に競い合う「ラップバトル」なるものに心酔している息子。
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