今年最大の値上げラッシュ 10月から2900品目以上… スーパーも苦戦「値上げの幅も大きく、悩んでいます」【長野】
今年最大の食品・値上げラッシュです。今月から2900品目余りが値上がりし、販売店では商品価格を抑えようと奮闘しています。 こちらは長野市のスーパー・台東食品です。 10月に入って「消費を押さえたい」という気持ちが働くのか…客足が鈍っているそうです。 帝国データバンクによると、主な食品メーカー195社が今月から値上げする食品は2911品目。2800品目余りだった4月を超え、今年最も多くなりました。 ■60代女性 「何とかならないですか?!って感じ。何とかやりくりするしかないかなっていう、もう半分諦めみたいな」 品目別では、ペットボトル入りの飲料など「飲料・酒類」が最も多い1362品。 現在、店頭では100円未満で販売されているものもありますが… ■台東食品アークス本店・神林和生 副店長 「正直、3桁になる商品が増えてくる。出来る限り安くしたいと思っているけど、こちらも値上げの幅も大きいので、どこまで販売価格に反映できるか…ちょっと今悩んでいます」 さらに… ■萩原早紀子アナウンサー 「10月から大きく値上げされるのがチョコレートです。現在の店頭価格から20~30%値上がりするそうなので、今が買い時です」 ■台東食品アークス本店・神林和生 副店長 「安い時に仕入れした分があるので、その在庫があるうちはお値打ちだと思います」 帝国データバンクによると、値上げの要因は異常気象などによる「原材料」の高騰です。 また、全国的な人手不足に伴う「物流費」や「人件費」の上昇なども影響しているということです。 一方、ようやく並ぶようになった新米ですが、長野県産米5キロ一袋が3000円超えです…。店によると、店頭価格は例年より30~40%も上昇。そのため、買い控えをする人も… ■50代 「ちょっと新米は値段的に難しいかなぁ…新米は食べたいけど、やっぱり値段的に少しでも安いものを買いたい」 結局、こちらの女性は、去年収穫された一番安い米を選びました。 ■台東食品アークス本店・神林和生 副店長 「売れ行きは例年と比べて良いとは言えない。1円でも安く仕入れて、1円でも安く店に出せるように心がけている」