J1浦和 元ブラジル代表オスカル加入は消滅か…古巣サンパウロの歓迎ムードで態度一変
中国1部上海海港の元ブラジル代表MFオスカル(33)のJ1浦和入りは未遂に終わりそうだ。ブラジルメディア「UOL」が、古巣であるブラジル1部サンパウロ復帰間近と報じた。 イングランド・プレミアリーグの名門チェルシーで活躍し、中国に移籍したオスカルは、ブラジル代表としても2014年の母国開催W杯に出場するなど、国際Aマッチ47試合12得点。今季限りで上海海港退団の見通しとなり、浦和やカタール行きなどとともに、母国へ戻る可能性も報じられていた。 そんな中、同メディアは「8年間プレーした中国の上海海港を退団する見通しとなり、サンパウロのターゲットとなったMFは14年前にクラブを去ったことでファンから拒絶される可能性を警戒していたが、復帰に対する前向きな雰囲気を感じている」と伝えた。 オスカルはサンパウロの下部組織から2008年にトップチームへ昇格したが、契約問題の法廷闘争の末にインテルナシオナル(ブラジル)に移籍。そんな経緯から本人は古巣サポーターからの拒否反応を恐れていたわけだが、歓迎ムードに態度を軟化させたという。 来年のクラブW杯(来年6月開幕、米国)へ向けて元ブラジル代表の補強を検討していたとされる浦和にとっては、一つのターゲットを失ってしまう格好。まだ正式決定していないとはいえ、新たな目玉補強はどの選手になるのか。
東スポWEB