島根2号機「緊張感持って進める」 来月10日営業運転再開 中国電社長
中国電力の中川賢剛社長は10日、島根原発2号機(松江市)の再稼働を受けて同市内で記者会見し、「より一層の緊張感を持って今後の工程を丁寧に進める」と述べた。 同機は25日に発送電を始め、来年1月10日の営業運転再開を目指す。社長会見は再稼働後初めて。 中川氏は会見後、地元自治体に2号機の再稼働を報告した。松江市の上定昭仁市長は「工程ありきでなく、その場の状況に応じて最も適切な対処をしてほしい」とし、島根県の丸山達也知事は「安全な運転に向けて課せられている検査を厳格、慎重に行ってもらう必要がある」と求めた。中川氏は「何か(問題が)あったら立ち止まり、安全を確認した上で進めたい」と応じた。