トマトの高騰止まらず…青果店「298円くらいが450円に値上がり」卸売り価格は約5カ月で4倍に 要因は猛暑による生育不足
店頭に並ぶ色鮮やかなトマト!。 様々な料理に使われるこの万能野菜にも、価格高騰の波が押し寄せている。 【画像】卸売価格が約5カ月で4倍に上がったトマト
青果店「とても売りづらい。お客さまも買いづらい」
丸二青果 中延店・中澤譲代表: トマトがだいぶ高騰してます。 店頭に並ぶトマトの値段はと言うと…千葉県産の桃太郎トマト・1パック税込み486円で売られているが、10月は300円以下だったという。 丸二青果 中延店・中澤譲代表: 298円くらいだったものが、450円まで上がってきたてる状況ですね。とても売りづらいですよ。お客さまも買いづらくなってますので。 濃厚なトマトソースにパスタを絡めて、ミニトマトをたっぷり4個分盛り付け。そこに粉チーズをかけて出来上がったのは、店自慢の「トマトとモッツアレラのパスタ」。 お客さん: めちゃくちゃトマト高いので、なので今日トマトのお店に行けるというので、楽しみにしてきました。 こちらは農家直送のトマトをふんだんに使った本格イタリア料理が売りの東京・世田谷区にあるトマト料理専門店「Buono&Felice」だが、店の代表はこう話す。 「Buono&Felice」平仲亜貴子代表: こだわっている農家さんは(出来に)納得がいかないんで、出荷自体を止めてしまって、お金を払っても送ってもらえないという、トマトの種類をそろえることができなくてとても困っている。 仕入れるトマトは限りがあるため、品揃えにも影響が出ていた。 「Buono&Felice」平仲亜貴子代表: カプレーゼは、ちょっと今お休みしないといけない状態に。 トマトやチーズなどを使った人気の“カプレーゼ”は、やむを得ず、提供を断念した。
価格高騰の要因は、8月の猛暑などでの生育不足
その価格高騰の要因は、8月の猛暑などで生育不足となり、トマトの出荷数そのものが減っていることだった。 トマトの卸売り価格を見ると、7月1日には1キロあたり296円だったが、8月下旬ごろから高騰。一度値下がりしたものの、先週金曜日の11月22日には1203円の値を付け、約5カ月で4倍にも上がった。 気になる今後のトマト価格について農林水産省は、「12月には出回りも少し増えて、落ち着くのでは」としている。 (「イット!」 11月26日放送)
イット!
【関連記事】
- 【動画で見る】高い!夏の猛暑でトマト価格が4倍に…争奪戦で看板メニューも提供中止 農水省「12月には落ち着くのでは」
- 「第3号被保険者制度」廃止を提言…“約675万人”専業主婦・主夫にどう影響 労働者不足や女性の社会進出促進の一助となるか【ソレどう?】
- ロシア旅客機が炎上「ひどいありさま」カメラが捉えた懸命の脱出劇…ウクライナ侵攻による制裁で修理や部品調達が困難に
- 【独自】ZOZOで購入の新品コートから“しわくちゃレシート” どこで混入?購入者「新品求めて高いものを購入したのに…」
- “過積載”の大型トレーラーをNEXCO東日本が刑事告発 重量制限2倍以上オーバーの約55トンで高速道路に…特殊車両通行許可申請もなく「極めて悪質な違反」