大阪府・飲食店の人数制限12月以降も継続決定 吉村知事「基本的な感染対策が重要」
大阪府・飲食店の人数制限12月以降も継続決定 吉村知事「基本的な感染対策が重要」
大阪府は25日午後、大阪府庁で「第61回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議」を開いた。会議では新型コロナウイルス対策として、11月末までの期限で飲食店に要請している人数制限について、12月以降も継続して要請することを決定した。 【映像】大阪府が新型コロナウイルス対策本部会議(2021年11月25日)
新型コロナウイルス対策で飲食店への人数制限継続
大阪府では、府の認証を受けている飲食店に対しては同一テーブルにつき4人以内、府の認証を受けていない店に対しては、同一グループ4人以内での会食とする要請を行っている。 大阪府の吉村洋文知事も、10月に行われた前回の同会議終了後には府民への4つのお願いとして「『1テーブルにつく人数は4人以内で』『会食の時間は2時間以内で』『ゴールドステッカー認証店舗の利用』『マスク会食を徹底いただきたい』と訴えていた。
「忘年会なども多く感染対策は警戒しなければ」
吉村知事は25日に行われた会議の中で、現在、大阪府内の感染状況は非常に落ち着いていると説明した。 しかし「これが続けばいいなと思いますが、人の移動が大きく生じる年末年始、そして忘年会なども多いため、感染対策は警戒しなければならない状況にあります」と述べた。 ただ、ワクチン接種や医療提供体制の強化が進んでいるため「そういったことも踏まえて考えていく必要がある」とも述べていた。
ワクチン接種進む海外での感染拡大に「対岸の火事ではない」
また、しっかり対策を考えなければならないこととして、ワクチン接種が進んでいる海外の現状についてもふれた。 吉村知事は「決して対岸の火事ではない。一足先に冬がきている韓国は、感染者数が最悪の状況となっている。ワクチン接種が遅れているわけでなく、進んでいるにもかかわらず、そういった状況になっていることは『なぜか?』という分析は難しい」と述べた。 しかし「ワクチン接種後の抗体価も時がたてば下がると分析されています。そう考えると日本のワクチン接種も6か月ではなく、8か月にするという方針が決定していますし、この冬は高齢者を中心に下がってくると思っています。忘年会で人が動いて そういった状況を考えると基本的な感染対策をとることが重要だと思っています」と話していた。