五回、安打を放つ大谷翔平=ロイター

　大リーグのワールドシリーズ（7回戦制）は29日（日本時間30日）、ニューヨークで第4戦があり、ヤンキースが11―4でドジャースに大勝し、対戦成績を1勝3敗とした。 【写真】マッシー、野茂、イチロー、松井…。大谷翔平が追った背中と開拓した道 　ドジャースは無傷の4連勝で4年ぶり8度目となるシリーズ制覇を決められなかった。 　第2戦で左肩を負傷したドジャースの大谷翔平は「1番・指名打者（DH）」で先発出場。一回の第1打席は遊飛、三回の第2打席は中飛に倒れたが、五回無死一塁で迎えた第3打席は、負傷した後では初めてとなる安打を中前に運んだ。七回の第4打席は空振り三振に終わった。 　ドジャースは一回、ベッツが二塁打で出塁した後、フリーマンがワールドシリーズ最長記録となる6試合連続本塁打（ブレーブス時代の2021年の2試合を含む）を右翼席に放り込んだ。 　ヤンキースは二回に反撃。1死二、三塁から内野ゴロの間に1点を返すと、三回にボルピの満塁本塁打が飛び出した。 　ドジャースは五回、スミスのソロ本塁打などで2点を返した。 　ヤンキースは六回、ウェルズが右越え本塁打を放ち、リードを2点に広げた。八回にもトーレスの3ランなどで突き放した。 　ヤンキースは第4戦の先発マウンドにレギュラーシーズン15勝7敗のヒルを送った。ドジャースは小刻みに継投する「ブルペンゲーム」で臨んだ。 　第5戦は30日（日本時間31日午前9時8時）にニューヨークで行われる。（ニューヨーク=安藤仙一朗）