無印良品の築40年のリノベーション住宅を拝見!実際の住み心地を聞いてきました
新築もいいけれど、これから住宅を買おうと思うとき選択肢の一つになってくるのがリノベーションした中古住宅。いま持ち家があっても、ライフステージが上がった時に検討しようと思っている方も多いのでは? 【写真19枚】とあるご夫婦が暮らす無印の「リノベーション住宅」を拝見!快適であたたかみのある住まいの秘密を教えてもらいました そこで、昨年モデルハウスにお邪魔した『MUJI HOUSE』さんが手がける、「無印良品」のリノベーション住宅に伺ってきました!
無印のリノベーション住宅、味があってあたたか!
今回お伺いしたのは、ミオさん(妻)とユウさん(夫)のnidones(にどねす)ご夫婦が暮らす、無印良品がリノベーションした築40年の団地。nidonesさんは、住まいモニターとして暮らしをレポートしている、“藤沢の団地大使”です。団地を訪れてみると、外観は馴染み深い「ザ・団地」といった風情。 nidonesさんのお家の扉を開けてみると…… 開放感のある素敵な空間が広がっていました! お部屋に入ってまず最初に感じたのが、玄関からキッチン、リビングに至るまで、寒いと感じることがなく均一に暖かいこと。伺った日は外気温13℃、薄曇りで外はまだまだ寒さを感じたのですが、部屋に一歩入った途端「コート脱がなきゃ!」と思うほどの暖かさ。 部屋に入ってすぐ右手がキッチンなのですが、キッチンのカーテンが薄いのに暖かい! しかもnidonesさんに尋ねてみるとLDKプラス寝室でひとつのエアコンしかついていないそう。 ミオさん「さっき、1時間前くらいにちょっと寒いかなと思ってエアコンをつけたんです」 この暖かさは、無印良品のリノベーションの「MUJI INFILL 0」というコンセプトと断熱性能の高さからきています。 「MUJI INFILL 0」は、躯体やサッシだけを残してできるだけ間仕切りを取り除き、スケルトンの状態から暮らしの原点(MUJI INFILL 0)をつくるというもの。また、断熱性能は「ZEH」(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)水準を叶え、断熱等性能等級は新築基準と同等、またはそれ以上の水準の断熱性能を備えているんだとか。 nidonesさんのお家は、壁だけでなく天井まで断熱材を入れているので、家全体の断熱性と気密性が高まっているんです。さらに、窓は二重窓。 nidonesさん「以前も団地に住んでいたのですが、アルミサッシが本当に寒くて。今のお家は窓から冷気が入ると感じたことがないんですよ」 え、アルミサッシじゃないんですか……?とMUJI HOUSEでリノベーションを担当している鈴木さんに伺うと、なんと樹脂製インナーサッシを採用しているとのこと。 標準仕様では既存の窓の内側に樹脂製インナーサッシを、さらにこのお部屋のようなZEH水準仕様ではインナーサッシに2枚のガラスで中空層をはさんだ「Low-E複層ガラス」を採用して気密性に加え保温性も高めているそうです。 難しいことはわからなくても、この空間にいると確かにわかる! 窓際でも全然寒くない~(感動)! 玄関から一歩入って左手にある南側に面したリビングも、薄手のカーテンのみ。 ミオさん「遮光カーテンは寝室だけにつけています。それでもこの秋冬は問題なく過ごせました」