初詣に「着てはいけない服装」とは……3つのNGファッションと、必ず守りたい服選びのマナー
日本の1年はお正月からスタートします。無事に新年を迎えられた感謝の気持ち、そして今年もどうぞよろしくお願いします……という願いを込めてお寺や神社に参拝します。 【画像】2025年の一粒万倍日×天赦日の「最強金運アップ日」 初詣に着て行く服装に決まりはありませんが、神聖な場所にふさわしい、きちんとした服装で行くことを心得ておきましょう。今回は初詣にふさわしくない服装をお伝えします。
◆そもそも初詣は氏神様にお参りするもの
新年を迎え初めて神社や寺へお参りすることを初詣といいますが、これは陰陽師の恵方参りに由来する説があります。恵方とは年神様が回る方角のことで、この方角に向かって行くと福が与えられるとされていました。これが初詣の始まりだといわれています。 今では有名な社寺にお参りするのが一般的になりましたが、もともとは自分が生まれた場所である産土神(うぶすながみ)や住んでいるところの氏神様にお参りするものでした。慣れ親しんだ近くの神社にお参りするのが本来の姿なのでしょう。 初詣の意味や由来を踏まえて、「着るのは避けたい服装」を考えてみましょう。
◆1.「カジュアルすぎる服」を着てはいけない
服装はその時々の心や生き方の表れともいわれています。社寺参拝などは感謝と尊敬を胸に抱いてお参りしたいものです。スウェットの上下やパーカー、ダメージ加工の多いデニムなどラフな服装で行っていませんか? 服装に特別な決まりはありませんが、やはりきれいめで清潔感のある服であることが大事です。 また寒い時期ですので、当然コートやダウン、ジャンパーなど防寒着を上に羽織りますが、ヨレヨレ、しわくちゃなど、だらしない服装にならないように気を付けましょう。
◆2.「アニマル柄や毛皮」を着てはいけない
冠婚葬祭において殺生を連想させるものはタブーとされていますので、参拝でも同じ意味合いから、 アニマル柄や毛皮は控えた方が無難です。人によって受け止め方はいろいろ。なかにはその服装を見て不快な気持ちになる人がいるかもしれません。同様にフェイクのファーやレザーも避けるべきでしょう。
◆3.「露出度の高い服」を着てはいけない
初詣シーズンは冬の寒い時期です。丈の短いボトムスや、首や背中、胸元が開いたトップスといった露出が多い服装は時季を考えてもあまり見られませんが、もともと社寺という神聖な場所に参拝する服装としてふさわしくありません。 神聖な場所だということを心得ておくこと。また冬場は体も冷えてしまうので、健康面からも避けるべきです。
中山 みゆき(冠婚葬祭ガイド)