メッツのソト獲得〝大逆転〟だった! 米記者が舞台裏を証言「2度目の入札でも引き離されていた」
今オフのメジャーリーグでFA市場最大の目玉となっていたのが、フアン・ソト外野手(26)だ。 今季はア・リーグ4位となる41本塁打、同4位タイの109打点で強力なヤンキース打線を支えた。年齢も若く、抜群の破壊力を誇るソトが正式にFAとなると空前の争奪戦が勃発。引き留めを図ったヤンキースをはじめメッツ、レッドソックス、ブルージェイズ、ドジャースの5球団の間で壮絶なマネーゲームに発展し、条件もどんどん引き上げられていった。 最終的に着地したのは15年総額7億6500万ドル(約1147億7500万円)。ヤンキースと同じニューヨークに本拠を置くメッツがプロスポーツ史上最高額でソトを射止めた。 この争奪戦の経過を常に追いかけ続けていた地元紙「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者は26日(日本時間27日)に〝舞台裏〟の一端を伝え「ソトに対する5球団の入札は、彼が2022年にナショナルズから断られた4億4000万ドル(約695億2000万円)から5億ドル(約790億円)の間で始まった」という。 さらに、ソトを獲得したメッツは当初は劣勢に立たされていた。「メッツは最初の2度目の入札でも1球団の入札に引き離されていた。つまり、この入札を成立させるためには、かなりの逆転劇が必要だったのだ!」と報じた。 メッツより優位に立っていた球団名こそ明らかにしなかったが、初期段階から金額が2倍近くまではね上がったことからも、いかにすさまじい攻勢をかけたかがうかがえる。億万長者のオーナー、スティーブ・コーエン氏が誇る資金力はやはり尋常ではないようだ。
東スポWEB