宿泊者の9割が外国人!那須のキャンプ場「ムースファミリーキャンプリゾート」人気の秘密
地方での自然体験を楽しみに来日する外国人が激増している。そんな中、多国籍なキャンプ場が栃木県・那須にあるという話をキャッチし、早速取材を敢行!フレンドリーなオーナー夫妻に、お客さん同士のふれ合いなど、人気の秘密が見えてきた。早速詳細を見ていこう。その他、外国人に大人気のキャンプ場も合わせてご紹介。 【写真18枚】北海道、熊本県にある外国人に大人気のキャンプ場の紹介も!那須のキャンプ場「ムースファミリーキャンプリゾート」を写真で見る
ネットの口コミで訪れる外国人が後を絶たない「ムースファミリーキャンプリゾート」
◆外国人が心地よく過ごせる"マイホーム" 入り口にはアメリカ国旗、飛び交う会話は、ほぼ英語。携帯電話の電波がほとんど入らない森の中にあるムースファミリーキャンプリゾートは、異国情緒にあふれている。出迎えてくれたのは、オーナーのローレンス夫妻。旦那さんはアメリカ人で、妻のリカさんは日本人だ。取材日に宿泊していたお客さんの9割が外国人で国籍はさまざま。ネットの口コミを見てキャンプ場を知った人が多いという。 「ホームページは日本語と英語表記の両方を掲載していて、問い合わせも電話、メールともに英語で受け答えができるので、海外からいらっしゃる方も安心するみたいですね」(リカさん) 英語が完璧に通じるキャンプ場が少ない日本。宿泊者にとって、英語でコミュニケーションが取れるのはありがたい。また場内のルールが少ないのも好評。 「ルールは、楽しむこと、相手をリスペクトすることのみ。チェックインもアウトもフレキシブルにしています。迷惑にならなければ、夜も朝もプールOKですし、無料のアクティビティーも多い。高規格キャンプ場ではないですが、お客様がのびのびとルールに縛られず、楽しめることをモットーにしています。ある意味で日本らしくないかもしれませんが、それが海外の方に好評な理由かもしれません」 親しみやすいオーナーたちとコミュニケーションを図ることで、場内は和気あいあいとした空気に包まれる。 流しそうめんをしたり、夜にはスクリーンを出しての映画上映会など。お客さん同士の交流も深まっていく。 「ローレンスは子供が大好きだから、子供たちを集めて遊んでいますしね。宿泊されるみなさんの交流が多ければ、お互いに配慮もしやすくなりますし、帰るころには国籍は関係なく仲良くなっています。キャンプ場名の“ファミリー”には、お客様と私たちがファミリーになるという想いを込めているんです。もちろんお客様同士も。異国の地でも、実家に帰るようにホッとできる場所になればいいなと思っています」 オーナーのふたりが架け橋となってお客さん同士を繋ぎ、日本での思い出も増やしてくれる。 外国人にとってこれ以上なく居心地の良いマイホームなのだ。 ◆プールなど遊び場が多くファミキャンにも最高 ・ムースファミリーキャンプリゾート 住所:栃木県那須郡那須町富岡1268 以前のオーナーから買い取って5年前にオープン。フリーサイト、キャビン、トレーラーハウス、グランピング、キャンピングカーサイトがある。プールやジャグジーもあり、料金を支払えば使い放題。通年営業。