熊本県「天然地下水100%が企業誘致の呼び水」に。行政が“サウナ振興”に取り組むワケ
湯らっくす周辺は「熊本シリコンバレー」に
昨年に熊本市に進出したスタートアップ企業は約30社。その多くが進出の決め手の一つとしてサウナを挙げているという企業もあるとかないとか。 「ベンチャー系の起業家はサウナ好きが比較的多いんですよね。IT関連、WEB回りの仕事の方が湯らっくすの近くにオフィスを構えて、周辺の平成地区は『熊本のシリコンバレー』なんて呼んでる人もいます。福利厚生で、『湯らっくす入り放題』の企業もあるようです。また、サウナハットといったグッズ制作、プライベートサウナ経営などのサウナ関連業者さんも増えていますし、サウナが熊本を活気づけています」 未曽有の自然災害で手痛いダメージを追った熊本。しかし、自然はまた、豊潤な地下水という恵みをもたらし、火の国のサウナ振興を大きく下支えしている。 取材・文/吉田光也
日刊SPA!