シード陥落危機の山内日菜子 クラブ8本入れ替え“荒療治”で今季最高2位
◇国内女子◇ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント 最終日(1日)◇GOLF5カントリーみずなみC(岐阜)◇6559yd(パー72)◇晴れ(観衆3084人) 【画像】あの申ジエも!? ジワジワ増殖中の“ボーケイ女子” 山内日菜子が7バーディ、1ボギーの「66」でプレーし、通算9アンダー2位でフィニッシュした。「きょうは完璧と言ってもいいかな」と笑顔で総括した。 通算10アンダー単独トップに立っていた後半17番で痛恨のボギーをたたいた。カラーからのアプローチが1.5mショートして、パーパットはカップをクルリと回った。 「首位と分かっていたし、落とさないようにと考えていた。もうちょっと攻めていけたら変わったかな。でも、あれはあれで納得するプレーができた」
父・克則さんのアドバイスを真摯に受け止めて好スコアにつなげた。今大会を前にクラブ14本のうち8本を変更する“荒療治”に踏み切った。 ドライバーのテーラーメイド Qi10 MAXに加えてウッド2本、アイアンもテーラーメイド P770 アイアン(7番~PW)にスイッチ。「トータル的にショットも良かった。振り抜けば大丈夫」。パターも新たに投入した。
「父が今回会場に来て、クラブセッティングは父に任せた。見直してもらった。父の言う通りに。これまで自分勝手にやっていたが、成績も出ていなかったし、自分を信じられなくなって、(以前のように)父に丸投げしよう、と。その方が気も楽になった」 今季は24試合に出場して14試合で予選落ち。シーズンベストとなる2位に入り、年間ポイントレースのメルセデスランキングも92位から66位に上がった。シード陥落危機に希望の光が差し、「本当にこのまま予選を通らなかったらどうしようと思っていた。こんなゴルフができるんだと。成績で自信をつけるしかない。ほっとしている」と優勝者の竹田麗央と祝福のハグをかわした。(岐阜県瑞浪市/玉木充)