どうなる?平和公園内『陸上競技場』への『市民プール』移転案 市民団体が現地存続を訴え【長崎】
県の道路整備に伴い、長崎市が平和公園内の「陸上競技場」に「市民プール」を移転する方針を示したことについて、陸上競技場の現地存続を求める市民団体と市が25日、意見交換を行いました。 【写真を見る】どうなる?平和公園内『陸上競技場』への『市民プール』移転案 市民団体が現地存続を訴え【長崎】 長崎市は、県の南北幹線道路整備に伴い、松山町の平和公園内にある「陸上競技場」に「市民プール」を移し、陸上競技場の400メートルトラックを、茂里町の「中部下水処理場跡」に移転・整備する方針を表明しています。 市民団体は、平地の少ない長崎市で、陸上競技場は子どもたちを含む市民の運動や憩いの場になっていること、さらに被爆者の遺骨や遺品が埋まっている可能性がある、などとして現地での存続を訴えており、25日に行われた意見交換会では、「現在の場所で利用している年間のべ35万人の市民が不利益を被る」として、陸上競技場の現地での存続を求めました。 これに対し長崎市の鈴木市長は「中部下水処理場跡に整備するトラックは交通アクセスが良く、新たな利用者も出てくる」などとして市民団体に理解を求めました。 市民団体は26日、陸上競技場の現地での存続を求める「請願書」を市議会に提出しました。
長崎放送