トヨタがNVIDIAのAI技術採用、次世代の車両開発に…CES 2025
NVIDIAは「CES 2025」のプレビューイベントにおいて、トヨタ自動車、Aurora、Continentalが同社のアクセラレーテッドコンピューティングとAI技術を活用して車両開発を進めると発表した。 トヨタはNVIDIAの高性能SoC「DRIVE AGX Orin」を搭載し、安全認証を受けたDriveOS上で稼働する次世代車両を開発する。これにより、高度な運転支援機能を備えた安全な車両が提供される見込みだ。 NVIDIAの技術は、現在多くの自動車メーカーやモビリティ企業に採用されており、同社のオートモーティブ関連事業は2026年度に約50億ドルに成長すると予測されている。NVIDIAの創業者兼CEOのジェンスン・フアン氏は、「自律走行車革命が到来し、自動車産業がAIとロボティクスの一大産業になる」と述べた。 さらに、AuroraとContinentalは、NVIDIA DRIVEを搭載したドライバーレストラックを展開するための長期的な戦略的パートナーシップを発表した。Continentalは2027年にレベル4の自律走行システム「Aurora Driver」を量産する計画である。 NVIDIAは、リアルタイムのセンサーデータ処理を行う車載コンピューター、AIモデルのトレーニングを行うDGXシステム、シミュレーションで自動運転システムを検証するOmniverseプラットフォームを提供しており、これらが自律走行車開発に不可欠な要素となっている。
レスポンス 森脇稔