「私のダイエットマシーンは街の階段。駅や歩道橋、神社など、階段は街じゅうにたくさんあるので、見つけたら必ず上る！だれでもできて、お金もかからない方法です」（写真提供：扶桑社／撮影：山田耕司）

50代から始めたファッションブログが人気となり、現在はインスタや雑誌、著書で等身大のコーディネートを発信する金子敦子さん。60歳を迎え、「やりたいことは先送りしない」と決めたといいます。自転車や登山の趣味を始めたことで、「軽さ」の大事さを実感したという金子さん。人生の軽量化を進めていくセカンドステージで、見えてきたものは――。 【写真】運動後に使うのは…… * * * * * * * ◆続けられない無理な運動はしない 年々、体力が落ちていくのを感じて、生活の中でまめに体を動かす時間を持つようにしています。朝、テレビ体操をしたり、寝る前にストレッチポールを使ってストレッチをしたり。 たまに「Nintendo Switch」のゲームソフト「リングフィットアドベンチャー」で、楽しみながらエクササイズしています。 体を動かすのは健康のためが一番ですが、ここ数年、体重が増え続けているので、ダイエットも兼ねています。これからもおしゃれをより楽しむため、山を軽やかに歩くため、自転車でより遠くに行くために、少しでも体を軽くしたいんです。 私のダイエットマシーンは街の階段。駅や歩道橋、神社など、階段は街じゅうにたくさんあるので、見つけたら必ず上る!だれでもできて、お金もかからない方法です。 同世代で話していると「いつまでも自分の足で歩けるような体でいたい」「要介護になりたくない」なんて言うけれど、実際に階段を上っている人の少ないこと!いつもエスカレーターやエレベーターを選んでいる方は、ぜひ試してほしいです。 駅や空港のエスカレーターに並ぶ行列を横目に、長い階段をさっそうと上る自分が好きです（笑）。

『今日より明日がもっと楽しいヤッホー！60歳』(著：金子敦子／扶桑社）

上るときに気をつけているのは、姿勢よく、おなかに力を入れる、かかとで着地する、の3つ。上り慣れていないと背中を丸くしてだらっと上ってしまいがち。 でも少し気をつけるだけで上る姿がきれいに見えるし、より運動になります。せっかくやるなら、美しく上ってきれいになりたいですね。 エネルギーの消費には、上りだけでなく、下りも効果的。足に強い刺激が行くので、骨も強くなるそう。鍛えられる筋肉が違うので、どちらもやるといいのですが、上りがつらいときは、下りるだけでもいいかもしれません。 マンションの中層階に住んでいますが、毎朝、ごみ拾いの行き帰りは階段です。朝から息を切らしながら「上った先には元気な未来が待っている!」と言い聞かせてがんばっています。