【マレーシア】投資開発庁、工業用地の情報サイトを開設
マレーシア投資貿易産業省傘下のマレーシア投資開発庁(MIDA)は11日、マレーシア製造業連盟(FMM)と工業用地の情報を閲覧できるデジタルプラットフォーム「マレーシア・サイト・セレクション・ポータル(MYサイト・セレクション・ポータル)」を発表した。投資家が、事業に最適な地域をオンラインで特定できるようにする。 MYサイト・セレクション・ポータルでは、マレーシア全土の工業団地に関するインフラなどの情報を確認することができる。近く、インフラや交通アクセス、持続可能性の指標に基づく評価システムが組み込まれる予定だ。 また、投資開発庁と製造業連盟は、マレーシア全土の工業団地に関する詳細情報をまとめた「マレーシア工業団地ディレクトリー」を作成した。 投資貿易産業省のリウ・チントン副大臣は、「政府は半導体などの戦略的分野を含むさまざまな産業向けのサプライチェーン(供給網)を構築することを目指している」と説明。製造業連盟のソー・ティアンライ会長は、スマートファクトリーの設立や高付加価値投資の誘致を支援するとし、「当局が地域の施設やインフラの品質を評価する際にも活用できる」と述べた。