今夏も大型補強実施のチェルシーをOBが酷評 「クオリティのない選手が多過ぎ」
選手数40人超の大所帯に
ウォルバーハンプトンからポルトガル代表FWペドロ・ネトを獲得したのを含めて既に9人の新戦力を獲得するなど、チェルシーは今夏の移籍市場でも積極的な補強に乗り出している。 イギリス紙『The Telegraph』によると、チェルシーは2022年にオーナーが変わってから12億ユーロ(約1963億円)を選手獲得に費やし、40人の選手と契約を交わした。 こうしたチェルシーの戦力補強について、かつて同クラブで活躍したウィリアム・ギャラス氏は懐疑的な見方をしている。同氏は、今のチェルシーの選手達の能力が以前と比べて明らかに低いと批判している。 「今のチームには、チェルシーでプレイするクオリティのない選手が多過ぎる。彼らの大半は過去数年のベストだった頃のチェルシーでは試合に出られないだろうし、彼らの半分はベンチにすら入れないはずだ」(ドイツ紙『Sport Bild』より) 「私が現役の頃のチェルシーは世界中からリスペクトされるチームであり、全選手が各国の代表チームで主力だった。しかし今のチームを見てみると、代表チームに選ばれている選手があまりいない」 また、チェルシーには現在44人の選手が在籍し、そのうちゴールキーパーだけでも6人もいるため、人員整理が急務となっている。こうしたチームの巨大化についてもギャラス氏は、「言葉が見つからない。とんだ笑い話だ」と否定的な見解を示している。 プレミアリーグ開幕が目前に迫る中、チェルシーは新戦力の融合と現有戦力の放出という二つの課題を同時に抱える難しい状況に陥っているようだ。
構成/ザ・ワールド編集部