【甲子園8強戦力分析・チーム編】チーム打率トップは滋賀学園の.379! 東海大相模は驚異のチーム防御率0.00!
2024年の第106回全国高校野球選手権大会は、19日に準々決勝を迎え、いよいよ終盤戦へと突入する。8強に進んだチームは、目指す頂点へ向け、気持ちを入れ直してベスト4をかけた戦いへと向かう。 【トーナメント表】夏の甲子園 第11日目までの結果 ここまでの戦いぶりから8強チームを分析してみたい。まずは打撃部門。チーム打率の上位3チームは以下の通り。 <チーム打率トップ3> 1位 滋賀学園 .379 2位 京都国際 .377 3位 東海大相模 .343 滋賀学園と京都国際がハイレベルなトップ争いを演じている。 <1試合平均得点> 1位 滋賀学園 7点(3試合21得点) 1位 青森山田 7点(2試合14得点) 3位 神村学園 6.3点(3試合19得点) 得点を比較すると、青森山田、神村学園が上位に入り、効率のいい攻めで勝ち上がってきたことが分かる。 <1試合平均塁打数> 1位 青森山田 18.5塁打(2試合37塁打) 2位 東海大相模 17.5塁打(2試合35塁打) 3位 滋賀学園 16.7塁打(3試合50塁打) 長打力でいえば、本塁打を2本マークしている青森山田がややリードも、東海大相模は二塁打8本、滋賀学園は三塁打が4本と各チームの特徴も出ている。 犠打では滋賀学園が3試合で16犠打、京都国際が3試合で12犠打と、2ケタをマーク。1試合平均でも、この2チームがトップ2で、2位タイには関東一(2試合8犠打)が入った。打つだけでなく、堅実な攻めで勝ち上がっている。 盗塁では智辯学園が9盗塁(3試合)でトップ。1試合平均では青森山田も2試合6盗塁で智辯学園と肩を並べた。逆に滋賀学園と京都国際は盗塁ゼロ。 投手力ではチーム防御率トップ3は以下の通り。 <チーム防御率TOP3> 1位 東海大相模 0.00 2位 青森山田 0.50 3位 大社 0.90 総合的な投手力ではこの3チームが上位。ただ、東海大相模、青森山田は複数投手が投げているが、大社は馬庭 優太投手(3年)1人が投げ抜いての成績となっている。 ちなみに、チーム防御率ワーストは神村学園で、3試合9自責(9失点)の3.00。3試合14四死球も、1試合平均とともに、ワーストとなっている。 各チーム特徴があり、戦い方も異なる8チーム。勝ち残るのは、どのチームか。