エナジー・トランスファー、天然ガスのWTGを32.5億ドルで買収へ
(ブルームバーグ): 米パイプライン運営大手エナジー・トランスファーは、天然ガス収集・精製会社WTGミッドストリームを32億5000万ドル(約5100億円)で買収することで合意した。
28日に発表された声明によると、買収は現金と株式で行われる。7-9月(第3四半期)の完了を見込む。
米国では多くの地域で新規のパイプライン建設への反対が強まっており、パイプライン運営会社の間では事業拡大に向けた企業買収が活発化している。WTGミッドストリームはテキサス州西部とニューメキシコ州にまたがるパーミアン盆地で、最大級の天然ガス収集・精製事業を手がける。エナジー・トランスファーは今回の買収により、北米最大の生産量を誇るシェール鉱区でさらに存在感を増すことができる。
ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)のアナリスト、タロン・カスター氏は「当社の分析では、買収により年間EBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)が約3億8000万-4億2500万ドル押し上げられ、一定のコスト削減が可能になる」と指摘した。
原題:Energy Transfer to Buy Permian Operator WTG for $3.3 Billion (2)(抜粋)
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Joe Ryan, Elizabeth Elkin