飼育員死亡の東北サファリパーク 業過致死容疑で園長ら書類送検
福島県二本松市の東北サファリパークで昨年9月、飼育員男性がライオンに襲われて死亡した事故で、福島県警が施設の園長を務める70代男性ら2人を業務上過失致死の疑いで書類送検したことが10日、捜査関係者への取材でわかった。送検は9日付。 【写真】東北サファリパークの家宅捜索に入る福島県警の捜査員ら=2023年10月3日、福島県二本松市、酒本友紀子撮影 事故は昨年9月28日午後に発生。ライオンのおりの中で飼育員の加藤健一さん(当時53)が首から血を流しているのが発見された。運営会社の説明では、加藤さんはエサをおりの中に入れた後、飼育員が出入りする扉が開いているのに気づいて閉めようとした際、メスのライオンにおりの中に引きずり込まれたという。(酒本友紀子)
朝日新聞社