ポルシェ、新型「マカン」を発表。第2世代にフルモデルチェンジし、フル電動SUVに!
ポルシェの人気SUV「マカン」がフルモデルチェンジし、1月25日、シンガポールでワールドプレミアを飾った。電気自動車(BEV)となって完全に生まれ変わった新型マカンを、モータージャーナリストの原アキラが解説する。 【写真】ポルシェ新型マカンの詳細を見る!
BEVになった新型マカンの特徴とは
ポルシェAGは1月25日、発売から10年を経て、フル電動化という第2世代に移行したポルシェのミッドサイズSUV「マカン」をついにデビューさせた。ラインアップされたのは、「マカン4」と「マカンターボ」の2つだ。 気になるパワートレーンだが、マカン4とマカンターボは、どちらもフロントとリアのアクスルに最新世代の永久磁石型PSM電気モーターを採用した4WDモデルで、ポルシェによればローンチコントロールと組み合わせることで、マカン4は最高出力300kW(408PS)のオーバーブーストパワーと650Nmの最大トルクを、マカンターボはそれぞれ470kW(639PS)、1,130Nmを発生するという。 これによる0-100km/h加速と最高速度は、マカン4が5.1秒、220km/h、マカンターボが3.3秒、260km/hという高性能ぶりだ。 また800Vアーキテクチャーを備えた新開発のプレミアムプラットフォームエレクトリック(PPE)の中心コンポーネントとなるリチウムイオンのHVバッテリーは床下に搭載され、総容量は100kWh。DC充電出力は最大270kWで、適切な急速充電ステーションを使用すれば約21分で10%から80%まで充電が可能になる。WLTPモードの航続距離は、マカン4が最大613km、マカンターボが最大591kmとなっている。 4WDの走行面では、電子制御ポルシェトラクションマネージメント(ePTM)とポルシェトルクベクタリングプラス(PTV Plus)を装備するほか、エアサスペンション仕様車(ターボは標準装備)にはポルシェアクティブサスペンションマネジメント(PASM)電子制御ダンピングコントロールが装備され、2バルブ技術を採用したダンパーを装着。 オプションでスチールスプリングサスペンションとの組み合わせも可能となっている。また、マカンでは初めてとなる最大操舵角5度のリアアクスルステアリングがこちらもオプションで用意されている。