贈答用にも人気の「紅まどんな」太陽市で一部販売中止…猛暑の影響で数量確保できず
贈答品としても人気が高い愛媛が誇る高級かんきつ、「紅まどんな」。年の瀬を彩る旬の味に、異変が起きています。 きょう、JAえひめ中央の産直市太陽市では… 店員: 「今のところいつ入ってくるか分からない状態で、本当に申し訳ないです」 女性客: 「どこも無いんよ」 和氣アナ: 「例年ならこの売り場に並んでいるはずの紅まどんなと書かれた箱がひとつも見当たりません」 先月16日に販売がスタートした「紅まどんな」の注文が出来なくなっていました。 平岡達也店長: 「本日から、大変申し訳ないが一時的に3キロ化粧箱についての販売を中止させていただいている」 糖度や色付きなどの厳しい基準をクリアしたものだけを販売する「紅まどんな」。 太陽市では、その中でも最高品質の「赤秀」と呼ばれる等級だけを販売していますが、今年はまとまった数を確保できないといいます。 平岡店長: 「(今年は)赤秀に合格する比率が非常に少なくて、そして全体の量も夏の猛暑の影響とか様々な気候の関係で少ない」 買い物客: 「がっかり。自分の家で食べるんじゃなくて、贈ろうとと思って」 買い物客: 「せっかく来たのに。また他に行ってみようかな」 そんな中、注目を集めていたのが「愛果28号」。サイズが小さいなどの理由で「紅まどんな」としては販売できなかったものですが、品質はほとんど変わらないといいます。 女性客: 「これは紅まどんなだから、県外の人に贈るとすごく喜ばれる」 JAえひめ中央によると、紅まどんなの出荷量は徐々に回復しているとのこと。 平岡店長: 「年内、今シーズンはずっと太陽市には並ばないというのではなく、入荷量の回復次第また販売を当然再開して、お客様に提供したい」