松重豊、〝孤独〟じゃない「1人じゃないんだなと改めて思った」 内田有紀、磯村勇斗、杏、オダギリジョーも駆けつけ舞台あいさつ
俳優松重豊(61)が16日、東京都内で監督・脚本・主演を務めた「劇映画 孤独のグルメ」(2025年1月10日公開)の完成披露舞台あいさつに登壇。ここまで製作、宣伝活動にフル回転してきた松重。これまではイベントにも1人で出席してきたが、この日は女優内田有紀(49)ら頼もしい共演陣も駆けつけ、〝孤独〟じゃない舞台あいさつが実現。撮影ではキャストの熱演にも助けられ「1人じゃないんだなと改めて思った」と仕上がりに自信を見せた。 輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎が、営業先で訪れた土地で見つけた食事処で、独り自由に食す様子を描く作品。テレビ東京系で連続ドラマが放送され、シーズン10までシリーズを重ねる人気となった。映画では、日本のみならずフランスや韓国を舞台に、松重演じる五郎が〝究極のスープ探し〟の旅に出る。 イベントにはほかに磯村勇斗(32)、杏(38)、オダギリジョー(48)も出席。公開まで1カ月を切った心境を聞かれた松重は「構想段階から2年半近くたっているので長い道のりだったが、ようやく到達点が間もなくとなった」と語った。脚本も担当し「自分が書いたセリフだが、俳優さんが口にすることによって、こんなに豊かに変わるんだと初めて気づいた」と俳優だけでは分からなかった点を指摘。「こうやって皆さんの顔を見るのはうれしいし感動的。1人じゃないんだなと改めて思いました」と〝孤独〟ではない作品完成に顔をほころばせた。 登壇したキャストは他の作品でそれぞれ松重と共演経験がある。内田は「ほかの現場で共演すると、本当におだやかで優しくて、いつも笑顔で話しやすくてすてきな方」と人柄を絶賛。監督としての松重も「そのままだった」と感謝していた。
中日スポーツ