「髙田賢三 夢をかける」(東京オペラシティ アートギャラリー)レポート。パリから世界をカラフルな花々で彩った日本人デザイナー没後初の大規模個展(文:Naomi)
写真撮影が可能、無料の音声ガイドや公式図録にも注目
本展は自身のスマートフォンで専用のQRコードを読み取ると、無料の音声ガイドを利用できる。加えて、私的な利用のみに限られるが、展示風景の写真撮影も可能となっている(映像作品を除く、動画撮影は不可)。いずれもマナーを守って楽しんでほしい。 また本展の膨大な展示資料やファッション写真などは、ブランドを想起させる朱赤が美しい公式図録におさめられている。本書には、これまでまとまった専門研究のなかった高田賢三の仕事について、国内外のファッション史研究者が論稿を寄せており、本展を契機に髙田の再評価がなされることを期待したい。 そのほか、ポストカードやTシャツ、ポスターなども販売されているので、併設されたショップ、Gallery5へ忘れずに立ち寄ってほしい。
Naomi