腸内環境が良い人の「大便のニオイ」とは?「健康長寿の秘訣」を専門医が解説
● 腸内環境をニオイで セルフチェックする方法 さらに、腸内を整えるために朝食の重要性も内藤氏は説く。 「朝ごはんを食べて、便をしっかり出すことも腸にとっては大事です。それによって体内時計が整い、頭も働くようになります。よく『学校で便をしたくないから、朝食べない』という子どもの話も聞きますが、ダメです。大人でも便を我慢しがちですが、それは自然な腸の反応を押しとどめているということなので、身体にいいわけがありません」 最後に内藤氏は、腸内環境の状態をセルフチェックする基準を教えてくれた。 「簡単なのは便のニオイです。通常の腸内環境であれば、便は漬物のようなニオイですが、動物性たんぱくや脂肪分が腸内で増えると便は卵の腐ったようなニオイになります。ニオイがきついのは、腸内環境が悪い証拠です。ちなみに、緊張すると下痢になる人も多いですが、その根本原因は腸内環境ではなく、幼少時のなんらかのストレスであることが多いんじゃないかと私は思っています」 大豆を中心とした献立で、朝からしっかりと食事をすること。これが若々しい人生を作る一番の秘訣のようだ。
沼澤典史