伊集院・新藤 颯大

＜第106回全国高校野球選手権鹿児島大会：鹿児島実3－0伊集院＞19日◇3回戦◇鴨池市民球場 【トーナメント表】夏の鹿児島大会　19日までの結果 強力打線が持ち味のシード鹿児島実と、大会屈指の好左腕・新藤 颯大（3年）を擁する伊集院。「鉾盾対決」は、7回まで両者無得点とがっぷり四つに組んだ展開だった。 立ち上がり、鹿児島実は一死二三塁としたが、4番・原田 颯馬（3年）が三振、5番・西 悠太朗（3年）が遊ゴロで打ち取られ、先制機を逸した。 伊集院は2回裏、二死二塁から7番・帖地 陽音（2年）が左前打を放つも、二走・新藤が好返球で本塁タッチアウトとなり先制ならず。3回にも一死一二塁と鹿児島実の先発右腕・長田 鉄生（3年）を攻めたが、併殺で生かせなかった。 4回以降は鹿児島実・長田、伊集院・新藤を中心に、両者粘り強く守り、1点が遠い展開となった。 均衡が破れたのは7回表。鹿児島実は二死二塁として、それまで3打席連続三振だった4番・原田が中前適時打を放ち、待望の先制点を得た。6番・新改 幸士朗主将（3年）にも右前適時打が出て、2点を先取する。 9回表は2番・髙橋 裟輝亜（3年）がダメ押しの3点目となる右前適時打を放った。 何とか粘りたい伊集院打線だったが、7回以降は3人ずつで抑えられ、最後まで本塁が遠かった。