顔を合わせれば乱闘の芦澤竜誠と皇治が静かな公開練習。有事に備えた鈴木アナの心配も杞憂に終わる【超RIZIN.3】
「超RIZIN.3」(7月28日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の合同公開練習が7月13日、都内で開催された。 とにかく顔を合わせればののしり合いや乱闘が避けられなかった皇治(TEAM ONE)と芦澤竜誠(フリー)だったが、この日は静かに公開練習を終えた。 2人は2023年4月の大阪大会でキックボクシングルールで対戦。芦澤が2-1の判定で勝利を収めている。今回はMMAルールでの再戦となる。 公開練習は各選手に3分間の時間が与えられたのだが、芦澤は「2分でいい」と言いながらシャドー。結局1分で「これでいいや」と終了。 皇治は青木真也とグラップリングのスパーリングも、青木の厳しい攻めに「もうええわ。やめ」と40秒で終了した。
芦澤はカード発表会見では「ベアナックルでやろうぜ」とベアナックルマッチへの変更を要求したのだが、この日は「今回はMMAっすね。榊原さんとかが乗り気じゃない。俺は榊原さんが“ベアナックルを推す”みたいなこと言っていて、皇治も“ボクシングやりたい”とか言ってたから、あの会見でベアナックルって言ったら2人とも“おお、ありがとう。芦澤君”ってなると思ったら“ええ?”って」と周囲の思わぬ反応の悪さにあっさり撤回。 「別にベアナックルはどうでもいい。大晦日に太田忍とやって何も見せられず、俺のMMAの実力を見せてないので、ここは寄り道をしている場合ではない。1回、自分のMMAを見せることだなと思っている」と続けた。 試合については「打撃で終わるでしょ。打撃で終わるのがMMAでしょ? そうでしょ?」とうそぶく。そして「今の公開練習も頑張ってバック取ってたけど、足短いから入んないから。あんなだったらチョーク極められないでしょう」と皇治の動きを酷評。
皇治が口を挟もうとすると「お前はちょっと黙っておけ。青木真也はすごいからね。今回警戒しているのは、青木真也がついているのがちょっと気になるところ。てか、今回は芦澤竜誠vs皇治じゃなく芦澤竜誠vs青木だと思っている。だってこいつ、青木真也のラジコンでしょ?」と一気にまくしたてた。 対する皇治は「(リマッチは)初めて。同じ相手と2回やったことはあるけど、負けた相手とやるのは初めて。(心情的には)楽でしょう。1回目は調子こいてカッコつけるつけるのに必死やったけど今回はやるだけ。こっちが挑戦者。食うだけ」と静かに闘志を燃やす。 最後に芦澤は「今回は己と戦っている。相手どうこうではない。芦澤竜誠のMMAを見せるんで」、皇治は「ぶっ倒します。ボコボコにします」とそれぞれ語り、フォトセッションへ。これまではステージ下にいたMCの鈴木芳彦アナが有事に備えステージに上がり、いつでも2人を止められるような態勢をとっていたのだが、2人は最後のフェイスオフも静かにすませ、特にもめごとはなし。逆に不気味さを感じる公開練習となった。
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