〔欧州株式〕軒並み上昇=英0.36%高、0.43%高(25日)
【ロンドン時事】週明け25日の欧州株式市場は軒並み上昇した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前週末終値比29.60ポイント(0.36%)高の8291.68で取引を終えた。 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.43%高、フランスCAC40種指数は0.03%高、ストックス欧州600種指数は0.06%高で引けた。 次期米財務長官人事を受けた世界的な株高の流れを受け、軒並み上昇。英株は先月22日ぶりの高値を付けた。ただ、イスラエルとレバノン政府が停戦案に合意したとの米報道を受けてエネルギー株が下落。ストックスの上値を抑えた。 ハーグリーブス・ランズダウンのアナリスト、スザンナ・ストリーター氏は、次期米財務長官に投資ファンド経営者のベッセント氏が指名されたことで「企業寄りの政策への信頼感が高まり、関税は的を絞ったもので、インフレを抑える可能性があるとの期待が高まった」と指摘した。 FTSEの構成銘柄では、小売り大手JDスポーツ・ファッションが9.99%高と上昇率トップ。賭け屋大手エンテインが5.56%高、格安航空大手イージージェットが4.22%高と続いた。一方、ホームセンター大手キングフィッシャーが13.26%の大幅安だったほか、産金大手フレスニロが2.99%安と売られた。 DAXでは、スポーツ用品大手アディダスが3.17%高、高級車メーカーのポルシェが2.77%高、医療機器のザルトリウスが2.65%高と上昇をけん引。他方、コメルツ銀行が5.02%安、航空機エンジン大手MTUエアロ・エンジンズが2.39%安だった。