はやぶさ2最後のミッション JAXA会見(全文4完)きちんとミッション完了
ホップしたか否かまではわからないのか?
荒舩:もう1問なんですけども、先ほどローバ2の測距の信号が電波で出るって形で言ってましたけども、あれはローバ2が、例えば先ほどのホッピング機構でホップしたとか、そういうのまでは分からないっていうことでいいでしょうか。 久保田:じゃあ私から答えますけれども、これ電波で通信しておりますので、Rover-1A、Rover-1B、それからローバ2、MASCOTも同じように測距信号できるんですけれども、残念ながらホップする高さが相当高くないと、なかなか電波だけではちょっと難しいので、そこの見分けは難しいと思っています。 荒舩:どうもありがとうございます。 司会:では次の方。じゃあ前の方。
なぜ世界初という区切りなのか
時事通信:時事通信の【カンダ 00:48:17】です。18ページの世界初とか世界最小というの、ちょっと定義をお伺いしたいんですけれども、まず小天体での複数の人工物の衛星軌道投入の成功という、ここなんですけれども、これ複数というのも、なぜ世界初という区切りなのか、単数はもしかしてあったり。 吉川健人:複数ができたので複数と書いてます。これは専門用語ではコンステレーションという軌道なんですけど。 時事通信:これまで小天体に、もう衛星軌道投入って、したことって。 久保田:アメリカのNEARミッションでNEAR探査機が周回してますので、そういう意味では1基というのはあったと思いますけども、複数というのはなかったというふうに考えています。【ド** 00:49:03】もそうですね。 時事通信:地球外天体への人工衛星軌道投入っていうのはたくさんあると思いますけど、その中で世界最小というのがこのターゲットマーカーだからというのは、これはどういう趣旨でという。 久保田:地球周回はいろいろあると思いますけども。 時事通信:地球というか。 久保田:地球外天体についてはターゲットマーカーが一番小さいものというふうに考えています。