「緻密すぎ!」熱帯魚、魚体を正確に描いた美しい画集『世界の熱帯魚1200種』が面白い
書籍『世界の熱帯魚1200種 ウロコ1枚から設計ソフトで緻密に構築!』(グラフィック社)が、2024年11月に発売される。 【写真】模様やヒレの差もよくわかる! 熱帯魚を網羅した画集 建築設計用のCADソフトを使い、ウロコの1枚1枚から描き起こした熱帯魚の画集。模様の違いやヒレのひだの数や形など、ちょっとした違いのように見える部分でも種類が異なるという魚の姿を極力正確にとらえている。熱帯魚イラストレーターで活躍する著者が、2014年~2024年現在までに描きためた1500点を超える作品の中から1210点をピックアップして収録した。 本書に登場する熱帯魚を一部、科目ごとに分類して紹介。アナバスは、ラビリンス器官(迷宮器官) と呼ばれる補助呼吸器官を直恩に持つことからラビリンスフィッシュとも呼ばれるグループ。古代魚は、古生代や中生代から生存し続けてきたと推定される魚のこと。ナマズの仲間は、非常に多くの種類を含む一大グループ。食性は、肉食性のものからコケなどを食べるものまで様々。Characiformes(カラシン目)は、カラシンとその仲間からなる条鰭魚の目。シクリッドは、南アメリカ、アフリカ、アジア南部などに広く分布するカワスズメ科の淡水魚の総称。ドジョウの仲間は、魚の中でも最も多様なグループの一つで、ドジョウ上科の魚。
文=リアルサウンド編集部