ファンを熱狂させ続けるカリスマアイドル・鞘師里保の魅力とは? モーニング娘。卒業後も進化し続ける表現力をファンが徹底解説
山田孝之と仲野太賀がW主演を務め、白石和彌監督がメガホンを取った映画『十一人の賊軍』で、ヒロインに抜擢された鞘師里保。2018年までモーニング娘。のメンバーとして活動し、現在は女優として活動の幅を広げている。今回は、ハロプロガチオタクが、鞘師里保の魅力を徹底解説する。(文・唐梨) 【写真】鞘師里保が可愛すぎる…貴重なグラビアカットはこちら。スペシャルグラビア写真一覧
モーニング娘。9期生としての鮮烈デビュー
鞘師里保は、モーニング娘。の9期生。2011年~2015年にかけて在籍。卒業して間もなくアメリカのニューヨークへダンス留学をしたのち、2020年より芸能活動を再開。現在は歌やダンスのみならず、女優としても活躍している。 日本のアイドルとしては比較的珍しい、切れ長の細い目が特徴的で、童顔でありかつクールな印象も与える、綺麗な顔立ちである。またその外見とは裏腹なおっちょこちょいで飾らない人柄も魅力だ。 鞘師は広島県出身で、あのPerfumeも通っていた芸能スクール「アクターズスクール広島」の卒業生でもある。 もともと本人に高い素質があったことに加え、スクールには幼少期から通っていたこともあってか、モーニング娘。としてのデビュー初期からダンスが頭抜けてうまく、加入して間もない頃からエース候補として人気を博していた。公式YouTubeに上がっている当時のミュージックビデオを今見ても、わずか12歳で加入したばかりとは思えないほど堂々としている。
17歳で衝撃の卒業
ダンスを得意とする鞘師だが、歌を苦手とすることもない。パワフルで感情の乗った素晴らしい歌唱力の持ち主である。それもあってか、曲の歌割りが多く、ライブDVDなどでは特権的な被写体となっており、カリスマ性を遺憾なく発揮していた。 おそらく当時、ファンの多くは「鞘師里保がいればモーニング娘。の未来は安泰だ」「鞘師里保が今後のグループを引っ張っていくに違いない」と、誰もが感じていたはずだ。 というのも、当時のモーニング娘。は道重さゆみがリーダーだったのだが、道重は6期生で、それ以外のメンバーは全員9~11期生だった。両者の年齢差は約10歳差にも及んでいたからである。道重はあの時点でモーニング娘。歴代最長在籍記録を残していた伝説のリーダーであり、彼女が卒業した後、ほぼ10代半ばのメンバーばかりの新生モーニング娘。がどうなっていくかは、ファンの関心事だった。 しかし、鞘師は道重が卒業した後わずか1年で自身も卒業してしまったのである。当時まだ17歳。これはファンにとって、青天の霹靂と言ってもいい、衝撃的な出来事であった。今年で結成27周年になるモーニング娘。において、もし歴史を振り返る企画があるとすれば、必ず取り上げられるだろうセンセーショナルな出来事だった。