ファンを熱狂させ続けるカリスマアイドル・鞘師里保の魅力とは? モーニング娘。卒業後も進化し続ける表現力をファンが徹底解説
変わらぬパフォーマンス力と一貫したカリスマ性
卒業後の鞘師は、ニューヨークへダンス留学をしていたのだが、彼女の卒業は2015年で、彼女の公式SNSや公式ファンクラブの開設は2020年である。 つまり約5年、時たま何かしらのステージに顔を出すことはあったものの、基本的には充電期間にあてられていたわけだ。このあまりにあっけない卒業と、卒業後の情報開示の少なさにより、より鞘師のカリスマ性は高まったのだった。 現に、モーニング娘。を含む同じ事務所の各グループが一堂に会する、年に一度のお祭りライブ「ひなフェス」に、OGとしてゲスト出演した際は、卒業してしばらく経つにもかかわらず会場から割れんばかりの歓声が上がっていた。 とにかく、鞘師のパフォーマンスには、会場の空気を一瞬で支配する鋭さがある。その表現力は現役時代も卒業後も変わらず一貫している。
映画の世界に本格参戦
さて、前述のとおり2020年に各種公式媒体を開設し、芸能界に完全復帰した鞘師は、単独ライブにドラマに舞台にラジオにと、精力的に活動を再開した。 2023年のBSドラマ『めんつゆひとり飯』(BS松竹東急、2023~)では、主演デビューを果たしている。さらにその翌年には『推しを召し上がれ~広報ガールのまろやかな日々~』(テレビ東京、2024)で地上波連ドラ初主演を射止め、自身の曲がエンディング曲にも選ばれた。 ちなみにどちらのドラマも、エンディングにて出演者がダンスを踊っているのだが、スローでシンプルな振り付けにもかかわらず、鞘師のダンスは、素人目にも体幹の強さが伝わる素晴らしいもので、ファンならずとも必見である。 2024年には満を持して映画の世界に本格参戦。今年11月1日に公開された白石和彌監督作品『十一人の賊軍』では、これまで出演したドラマとは異なる芝居が要求される中、新たな引出しを見せてくれた。鞘師の女優としての今後の活躍に期待せずにはいられない。 (文・唐梨)
唐梨