長澤まさみ主演「スオミの話をしよう」ヘルシンキで上映、三谷幸喜が登壇「待っててね!」
長澤まさみが主演を務めた映画「スオミの話をしよう」が、第37回ヘルシンキ国際映画祭にて特別招待上映。同映画祭は9月19日から29日にかけてフィンランドで行われ、脚本・監督を担った三谷幸喜が出席することが発表された。 【動画】長澤まさみが謎多き美女を演じた「スオミの話をしよう」予告編はこちら 同作は、長澤扮する大富豪の妻・スオミが突然行方をくらませたことを受けて、彼女を愛した5人の男が集結する物語。男たちを西島秀俊、松坂桃李、遠藤憲一、小林隆、坂東彌十郎が演じ、瀬戸康史、戸塚純貴、阿南健治、梶原善、宮澤エマもキャストに名を連ねた。 先頃行われた完成報告会で映画祭への招待が発表されると、長澤らキャストたちからは大きな拍手と歓声が上がった。インターナショナルプレミア上映は現地時間9月24日夜に開催され、三谷は終映後のティーチインに登壇する。彼は「ヘルシンキのみんな! 待っててね!」と期待に声を弾ませた。アーティスティックディレクターのペッカ・ラネヴァから届いたコメントは下記の通り。 なお、主人公の名前スオミは、フィンランド語で“フィンランド”という意味。三谷が洋画作品をBlu-rayで観た際、字幕言語の選択欄に“suomi(=スオミ)”を発見したのがきっかけで付けられたという。彼は「正直、そのときは、深い意味はなくたまたま目についたというだけなんです(笑)。でもそこから彼女の設定が生まれていきました」と語った。さらに、スオミが歌い踊る映画のエンディングには「ヘルシンキ」という名のミュージカルナンバーが使われている。 「スオミの話をしよう」は9月13日より全国ロードショー。同作は10月12日から台湾で行われる第24回高雄映画祭の特別上映作品にも選ばれた。 ■ ペッカ・ラネヴァ(ヘルシンキ国際映画祭アーティスティックディレクター)コメント 「スオミの話をしよう」は愛されるべき5つの異なる顔を持つ女性を題材にした(笑いがはじける)スパークリングコメディで、そこにはLove&Anarchy(愛と自由・何者にも支配されない)という映画祭のテーマとフィンランドそのものに繋がるスパイスも散りばめられています。脚本と監督を務めた三谷幸喜氏を初めてヘルシンキ国際映画祭に招待できることになり、大変うれしく思います。 (c)2024「スオミの話をしよう」製作委員会