ソフトバンク・山川 優勝も控えめに喜び語る「打てない時期が多かったので。周りがカバーしてくれた」
「オリックス4-9ソフトバンク」(23日、京セラドーム大阪) ソフトバンクが4年ぶり20度目のリーグ優勝(前身の南海、ダイエー時代を含む)を飾った。 全試合4番で32本塁打をマークしている山川は「嬉しく思います」と安堵の表情。一方で、優勝に貢献したという質問には「そんなの全くです。やっぱり、悪い月のほうが記憶に残る。打てない時期が多かったので、非常に悔しかったので。その時に周りがカバーしてくれた。大変助かりました」と仲間に感謝した。 月間本塁打なしに終わった6月は苦しみ続けた。「悔しく、悪い記憶が残るが、その時ももがいたので、そこは自分としては成長できたかなと。今回は特にキツかったので」と振り返りつつ、「そうやって乗り越え続けなければいけないことなのかなと。あきらめずにやって前を見続けることが大事なのかなと思います」とうなずいた。 山川は西武に在籍した昨季は女性問題でわずか17試合の出場。オフにFAでソフトバンク入りしたが、移籍を巡り批判の声も噴出した。 それでも新天地で奮闘し、チームでただひとり135試合に出場。王会長も「トレードしてきて、なかなか新しいチームでやりにくいと思うが強い思いで休まずやってくれた。それはやはり途中で調子が落ちたが、本来の力を発揮してくれて流れを作ってくれたのは、山川君が8月に爆発したのは大きかった」と絶賛した。