<実写【推しの子】>“アクア”櫻井海音、監督とPに「この役は正直僕以外にやらせたくない」 原作リスペクトの役作り明かす
実写「【推しの子】」で、主人公アクアを演じる櫻井海音さんのコメントが公開された。もともと原作マンガのファンだったという櫻井さんは「ファンもたくさんいる作品なので、めちゃくちゃプレッシャーはありました」とオファーがあった際の心境を述べつつ、「プレッシャーはありましたが、でもそれ以上にアクア役をやりたい気持ちが強すぎて、最初に監督やプロデューサーと話した際『この役は正直僕以外にやらせたくないです』と、正直な気持ちを伝えさせていただきました」と明かした。 【写真特集】櫻井海音の真剣なまなざし 撮影中の様子公開
昨年11月から今年3月まで行われた撮影期間中は、改めて原作を読み込み、徹底的にアクアというキャラクターを自身に落とし込んだという。「第一はやっぱり原作への気持ちというか。(原作者の)赤坂アカ先生・横槍メンゴ先生がこの世に生み出してくださったものを、いかに自分に投影させて演じることができるかという気持ちがありました」と説明。
その上で「絶対に原作の持つアクアのイメージを崩したくなかったので、毎シーン毎シーン撮る前に、原作にある同じシーンを見てアクアがどういう表情しているか、どういう動きをしているか、座っているか立っているか、ポケットに手を入れているか入れていないか、など細かいところまでできる限りやりたいと思って臨みました」と振り返った。
撮影現場には、原作者の赤坂さん、横槍さんも何度か訪れたそうで「初めてお会いした際は緊張しすぎて棒立ちでした。後から聞いたのですが、赤坂先生・横槍先生から見ても『めちゃくちゃ緊張してたよ』みたいな感じだったらしく……(笑い)。それくらい好きで、リスペクトしている作品の先生に会うというのはものすごく緊張することでした。でも、2回目にお会いしたときは、お二人がフランクに接してくださったおかげで、緊張せずに色々と会話をさせていただけました」と明かした。
最後に「自分の大好きな作品で、ずっとやりたいと思っていた役を、いろいろな人に支えていただきながら演じられたのは、俳優としてものすごく貴重な経験。皆で作り上げた実写【推しの子】を、一人でも多くの方に見ていただきたいです」とアピールした。
「【推しの子】」は、2020年から「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の累計発行部数1800万部(今年7月時点)を超える同名マンガが原作。芸能界を題材に、伝説的アイドル・アイの双子の兄妹の物語を描く。実写版は、Amazonと東映による共同プロジェクトで、全8話のドラマがPrime Videoで11月28日午後9時から独占配信され、12月20日には映画が全国公開される。