ブラジルのルラ大統領、ペトロブラスは利益上げる必要－投資家に配慮
（ブルームバーグ）： ブラジルのルラ大統領は19日、国営ブラジル石油公社（ペトロブラス）に対し経営の方向性を巡る投資家の懸念を和らげるためにも利益を上げることを望んでいるとの考えを示した。
大統領はペトロブラスのマグダ・シャンブリアール最高経営責任者（ＣＥＯ）の就任式に出席し、「誰も株主が損をすることは望んでいない」と述べ、「投資したのであれば、投資に対するリターンを得る権利がある」と指摘した。
ペトロブラスの株価は今年、配当額を巡る前経営陣とルラ内閣との対立を背景に大きく乱高下する展開となっている。
シャンブリアールＣＥＯは、力強い結果を出し、良好なガバナンスを確実に行うと表明。経済成長を使命とする政府とペトロブラス経営陣の足並みはそろっているとも語った。
また、エネルギー移行に伴う資金を確保するために、新たな海底油田を開発し、石油精製に加え、石油化学製品と肥料の生産にも力を注ぐと明らかにした。
原題：Lula Says Petrobras Should Be Profitable in Nod to Shareholders（抜粋）
--取材協力：Beatriz Amat.
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Mariana Durao, Simone Iglesias
