東大首席卒業の元官僚弁護士・山口真由が教える得意分野の見つけ方「たった4つの能力評価をすればいい」
4分野の評価ができないときは
なお、どうしても自分が「読む」「聞く」「書く」「話す」のどれが得意か評価できないとしたら、とりあえず、今の自分の職業や役割について考えてみましょう。きっと自然に自分が得意なものを選んでいると思います。 たとえば接客業をしており、仕事を楽しめているなら、「聞く」「話す」といったことが得意であるのかもしれません。もしくはデスクワークをしていて、適性を感じているのであれば、「読む」と「書く」に優位性があるのではないでしょうか。学生時代の部活動での役割や、あるグループでの〝キャラ〟でもいいでしょう。そういうところから、ひょっとすると、得意な能力が見つかるかもしれません。 もちろん、運悪く不得意なことばかりに囲まれている人もいらっしゃるかもしれません。そういう状況であるならば、「なんとか努力をして克服しよう」と思うよりは、別の得意なものを見つけに、今の場所から移動することを考えてみたほうが賢明なのではないかと思います。 図/書籍『天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。』より 写真/Shutterstock
---------- 山口真由(やまぐち まゆ) ----------
山口真由