最新の血管連続撮影装置3台導入 富山県立中央病院、診断の精度向上へ
富山県立中央病院(富山市西長江)は22日、心筋梗塞や脳梗塞の早期発見・治療を目指し、最新鋭の血管連続撮影装置を3台導入し、運用を始めた。今後、循環器内科などで活用する。 同装置は、手首や足の付け根の血管からカテーテルという細い管を挿入し、造影剤を注入してエックス線撮影することで血管の詰まりや膨張などを検査・治療する。 新機種はAIを搭載する。従来より画像の解像度を上げられ、診察の精度向上につなげる。今回、2015年に設置した2台を更新し、1台を追加した。価格は3台合わせて7億4250万円。 近年、同装置を利用した治療件数が増えているという。診療・循環器内科の丸山美知郎部長は「最新設備を整え、これまで以上に迅速で良質な医療を患者に提供したい」と話した。