【オブジェのような名作椅子】ウサギのような耳がおしゃれなチェア、メルヘンなスツール
美しい造形美に、快適な座り心地......。たった一脚でも、住まいを洗練の空間へと昇華させてくれる「名作」と呼ばれる美しき椅子。今回は、インテリアのアクセントとして、オブジェのように飾るのも楽しい名作を厳選紹介 【写真】オブジェのような名作5選
SANAAの「SANAA チェア」
フリーハンドで描いたような左右非対称の「耳」がおしゃれな「SANAAチェア」。2005年に世界的な建築プロジェクトを手掛ける妹島和世と西沢立衛のユニット・SANAAがデザインした作品で、その愛らしい見た目と快適な座り心地で人気を博す、現代を代表する名作だ。 ビーチ材を使ったシートのカラーは、素材の温もりを活かしたナチュラルや木目の透け感が繊細なブラックのほか、ピンク、グリーン、イエロー、ホワイトベージュなど全8色。サイズも、一般的なダイニングチェアサイズのほか、子ども用の椅子にちょうどいい「ミニ」と、さらに小さい「ミニミニ」の全3種がラインナップ。自分が座る用、もう一脚は飾る用......と、豊富なカラーやサイズから数脚セレクトしてコーディネートを楽しむのもおすすめ。 一番左が「SANAA チェア ミニミニ」¥40,700、真ん中は「SANAA チェア ミニ」¥47,300/マルニ木工
「SANAA チェア」¥53,900/マルニ木工 マルニ木工 TEL. 03-5614-6598
フィリップ・スタルクの「 ニョメス アッティラ」
東京・浅草のビルの上にあり、誰もが一度は目にしたことがある金色の炎のオブジェをデザインするなど、建築から家具に至るまで様々なデザインを手掛ける現代を代表するデザイナー、フィリップ・スタルク。前衛的かつ独創的な発想から生まれる唯一無二のプロダクトは、優れた機能性とワクワクとする遊び心にあふれた作品ばかり。こちらの「ニョメス アッティラ」もそんな作品のひとつ。 おとぎ話に登場する“庭の小人”をモチーフにした「ニョメス」が、なんとも言えない表情で切り株を模したようなシートを支えている姿は愛らしさ抜群。シートはフラットなため、椅子としてはもちろん、サイドテーブルや飾り台とマルチに活躍してくれる。カラーはこちらの「カラフル」のほか、ワンカラーで塗装されたブラック、ゴールドもラインナップ。頭にシート面がある「ニョメス ナポレオン」と並べて飾るのも楽しい。 「 ニョメスアッティラ」(カラフル)¥63,300/カルテル
(右)は「ニョメス ナポレオン」¥63,300/カルテル カルテル https://kartell.co.jp/ BY EMI ARITA