今夜、日本被団協がノーベル平和賞受賞式 札幌でも核兵器廃絶訴え「折り鶴」に思い込め…
STVニュース北海道
2024年のノーベル平和賞に「日本被団協」が選ばれ、日本時間の2024年12月10日夜、ノルウェーで授賞式が開かれます。 授賞式を前に、札幌市内では核兵器禁止廃絶を訴える活動が行われました。 ジョン・レノンの名曲「イマジン」の歌に合わせて訴えるのは、平和への願いです。 JR札幌駅南口では、日本原水協の会員ら50人が合唱やチラシの配布などを行い、核兵器の禁止や廃絶を訴えました。 長崎で被爆した経験を持つ宮本須美子さんも、核廃絶活動へのノーベル賞受賞に感謝の思いを話しました。 (北海道被爆者協会 宮本須美子さん)「たくさんの方のご支援のおかげだと思って喜んでおります」 ノルウェーのオスロで開かれるノーベル平和賞の授賞式には、「日本被団協」の代表委員3人が登壇して賞状とメダルを受け取る予定です。 会場ではリハーサルが行われ着々と準備が進められるなか、道内でも授賞を記念して様々な活動が行われています。 (藤得記者)「こちらにはノーベル平和賞受賞を祝う看板が設置されました」 札幌市白石区の原爆資料館を運営する「北海道被爆者協会」が「日本被団協」のノーベル平和賞受賞を記念して設置した看板。 「核兵器も戦争もない世界を、ともに」というメッセージと平和へのシンボル「折り鶴」の看板には強い思いが込められています。 (北海道被爆者協会 大村一夫理事)「この看板で訴えている通り、核兵器も戦争もない世界、核兵器の恐ろしさは目に見えないものがあることをしっかり伝えなきゃならないと、この受賞を機会にさらに思います」 ノーベル平和賞受賞をきっかけに広がる平和への願い。 ノーベル平和賞受賞式は日本時間の10日夜9時からノルウェーの首都・オスロで開かれます。