【秋華賞・厩舎直送】ローズS4着の良血タガノエルピーダが復調ムード「条件的にはいいと思う」
[GⅠ秋華賞=2024年10月13日(日曜)3歳牝、京都競馬場・芝内2000メートル] 兄に重賞ウイナー2頭(タガノトネール、タガノエスプレッソ)を持つ良血馬タガノエルピーダ(斉藤崇)。前走のGⅡローズS(4着)後は疲れもなく、いい状態で牝馬3冠の最終戦に臨めそうだ。和田助手が調整過程を説明する。 「中間はウッド主体から坂路に変えました。馬体重が増えているし、前向きさも出ていると思います」 2走前のGⅠオークスは初めてのコースに戸惑ったのか、全く反応しない不完全燃焼の競馬で16着と大敗。しかし、休養を挟んで臨んだ前走は、スタート直後から先団に取りついて直線も粘りを見せての4着と復調気配を示した。「3~4コーナーまで怪しい手応えだったんですけど、しっかり最後まで(伸びてきた)。オークスのことを考えればよかったと思います」とホッとした表情で振り返る。 京都競馬場は昨年10月の新馬戦(芝内1600メートル)で1度勝利している舞台。「条件的にはいいと思う。あとは枠順」と前を向く。かつて同助手が手がけたクロノジェネシスはGⅠ初制覇がこの秋華賞だった。兄2頭だけでなく、厩舎の偉大な先輩の背中を追って、タガノエルピーダが金星を狙う。
東スポ競馬編集部