【年金】もう働きたくない! 60歳代夫婦世帯で「貯蓄100万円未満」は何割?2024年度の年金額もチェック
60歳代を目前に、老後生活に向けた準備が十分かどうか心配になる人は少なくないでしょう。 【円グラフ・一覧表】「60歳代・二人以上世帯の貯蓄額」&「厚生年金と国民年金」の受給権者数を1万円刻みで見る!(出所:厚労省など) 数年前に「老後2000万円問題」が話題となりましたが「2000万円もないが大丈夫なのか」「それ以上あっても足りないかもしれない……」など感じ方は様々あると考えられます。 今回は金融広報中央委員会の資料をもとに、60歳代・二人以上世帯の貯蓄額をみていきます。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【60歳代・二人以上世帯】貯蓄100万円未満は何パーセント?
60歳代・二人以上世帯で「貯蓄100万円未満」はどれくらいいるのでしょうか。 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」より、60歳代・二人以上世帯の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。 ●【60歳代・二人以上世帯】貯蓄100万円未満の割合 ・5.9% ●【60歳代・二人以上世帯】貯蓄100万円未満(金融資産非保有を含む)の割合 ・26.9% ●【60歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値 ・平均:2026万円 ・中央値:700万円 貯蓄100万円未満は1割未満ですが、貯蓄ゼロ(金融資産非保有)世帯を含めると3割未満となりました。 平均貯蓄額と中央値も大きく開いており、世代間での格差が広がっている傾向があるといえるでしょう。
【厚生年金と国民年金】平均月額はいくらか
では、現代のシニア世代は、平均で月いくら年金を受給しているのでしょうか。 厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」より、現代シニアの平均的な年金額も見ていきましょう。 ●厚生年金の平均受給月額 ・〈全体〉平均年金月額:14万3973円 ・〈男性〉平均年金月額:16万3875円 ・〈女性〉平均年金月額:10万4878円 ※国民年金部分を含む ●国民年金(老齢基礎年金)の平均受給月額 ・〈全体〉平均年金月額:5万6316円 ・〈男性〉平均年金月額:5万8798円 ・〈女性〉平均年金月額:5万4426円 国民年金で5万円台、厚生年金で14万円台でした。