軽カーで本気レースの「東北660選手権」第3戦はチャンピオン争いで白熱の展開! 全クラスのレース模様をレポートします
3クラス:年間ランキング上位が安定した強さを披露
3クラスは冒頭で書いたコンディション急変のため、ポールポジションが509号車 佐藤一帆選手で2番手が204号車 千吉良伶選手、3番手に463号車 村上征也選手とフレッシュな顔ぶれが並ぶことに。とはいえ最激戦区の上位ランカーたちはさすがの実力で、最終的にはランキング2位の2号車 中田一平選手が優勝を飾る。2位は163号車 小林光司選手が記念すべき初めての表彰台に、3位にはランキング首位の86号車 竹中康平選手が滑り込んだ。
4クラス:114号車阿部選手がクラス唯一の2分切りという速さで優勝
4クラスは強敵AGS勢に3ATのダイハツ「エッセ」で挑む67号車 鈴木 茂選手がポールで、2番手はチームメイトでCVTのL275型ダイハツ「ミラ」を駆る4号車 佐藤和音選手だった。 久しぶりにAGS以外のトランスミッション搭載車が優勝かと思いきや、決勝は4番から手スタートした114号車 阿部優翔選手が、クラス唯一の2分切りを達成して逆転優勝を飾った。2位の168号車 高杉俊太郎選手と揃ってAGSの強さを改めてアピール。3位の鈴木にとっては悔しいレースとなったが、FRP製リアドアの導入で戦闘力は確実に上がっており、AGS勢との差は着実に縮まってきたといえるだろう。
5クラス:204号車フジムラヨシト選手が優勝
ビギナー限定で4回までしか参加できない5クラスは優勝が204号車 フジムラヨシト選手、準優勝が666号車 大和田一輝選手で3位が996号車 ヨシダケンジ選手という結果だった。 * * * 最終戦は2024年10月27日にエビスサーキット西コースで開催される。どのクラスも現時点でチャンピオンは決まっておらず、今まで以上に熾烈なバトルが繰り広げられるに違いない。
佐藤 圭
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