巨人・畠が「夢先生」 中学生30人に授業 熱弁も「もう違和感でした」
巨人の畠世周投手(30)が3日、千葉県市川市立東国分中学で行われたJFAこころのプロジェクト「夢の教室」で「夢先生」を務めた。 【写真】<JFAこころのプロジェクト「夢の教室」巨人・畠>生徒らと記念撮影に納まる巨人・畠(撮影・郡司 修) 日本サッカー協会とプロ野球選手会が協力して実施したもので、体育館でキャッチボールや特別ルールの鬼ごっこなどで30人の生徒たちと交流。その後、教室に移動し、自身が困難を乗り越えて夢に挑戦した体験などを「夢曲線」として黒板に描きながら、「自分で悔いのない選択をしてください」「困った時は相談」「小さなものでもいいから成功体験を感じてほしい」と熱弁を振るった。 自身は中学時代に近大野球部員の野球教室で高いレベルの野球に触れたことをきっかけに真剣に野球に打ち込むようになり、近大福山から近大に進学。故障や同級生の不祥事など困難を乗り越えてプロ野球選手という夢をかなえた。 「人生の先輩のおっちゃんがしゃべってると思って聞いて下さい」とあいさつするなど、軽快なトークで生徒たちを和ませたが、やはりマウンドとは勝手が違ったようで、「教室に入って教壇に立つていうのが初めて。もう違和感でした。野球をやる人なんで、喋る人じゃないので、ちゃんと喋れるのかなって、(心に言葉が)刺さってくれてるかなっていうのを気にしながら話しました」と苦笑いしつつ、「自分自身の人生を振り返って整理ができた部分もあるし、それを相手に伝える能力っていうんですかね、それが今後に生かせたらと」と収穫もあった様子だった。