愛媛県12月補正予算案99億1823万円 公立小中学校の情報機器整備基金積み立てなど
県は20日、12月補正予算案を発表した。公立小中学校の情報機器の整備に向けた基金の積立金や、県人事委員会勧告に基づく職員給与改定費など一般・企業両会計で計99億1823万円を計上。27日の12月定例県議会本会議に提出する。 基金の積立額は30億5960万円。児童生徒に1人1台ずつ配備しているノートパソコンなどの更新を計画的に進める。給与改定は県人事委が10月、県職員の月例給1万303円(2・93%)引き上げなどを勧告したことを受け、一般・企業両会計で計65億2498万円を計上する。 このほか、住民税の定額減税の影響による高校生の奨学給付金交付世帯の増加に伴い、給付金増額に9797万円。産業技術研究所、農林水産研究所など県試験研究機関の機能強化に向けた機器の整備に3352万円を充てる。 2024年度の一般会計は累計7595億2108万円(前年度同期比6・92%減)、企業会計は705億9461万円(1・26%増)となった。 12月定例県議会には15議案(予算4、条例6、その他5)を提出する予定。(阿部和人)
愛媛新聞社