「みんながとにかく熱くなってやれ」4年ぶりのリーグ優勝へ必要なのは感情むき出しのプレー 阿部監督「もっと殻を破っていい」
残り10試合前後となったセ・リーグ。首位巨人は4年ぶりのリーグ優勝へマジックを6としています。 【画像】特大の第25号ホームランを放った岡本和真選手 そんな優勝争い真っ只中、阿部慎之助監督を巨人元監督の高橋由伸さんが直撃しました。 鬼門のマツダスタジアムで10日からの広島との3連戦を3連勝するも、その後のヤクルト戦で2連敗した巨人。 14日の試合では、普段感情を表に出さないキャプテン岡本和真選手が見逃し三振に倒れると、判定に納得がいかず、審判と言い合いになる場面がありました。 阿部監督は「もっと殻を破っていい。彼が殻を破ったらもっとスゴい選手になると信じている。天然っぽくて面白いのはいいのだけど、プレーではもっと打って『よっしゃー!』とかやったりしたら、チームも岡本自身もドっと(勢いが)つく」と岡本選手により感情を出すことを注文。 続けて「4番岡本が打てなかったら、『あれ、今日のピッチャーあんま打てないんじゃないかな』とか、(みんな)思っちゃう。彼が下向くと、みんな下向いちゃう。キャプテンですし」と話し、高橋さんも「チームの顔なんでね。相手を威圧するのも必要だよね」と同感。阿部監督は「そういうはったりも必要なんです」と語りました。 岡本選手と比べて阿部監督は、オコエ瑠偉選手のプロ初サヨナラホームランの際にはベンチを飛び出して喜びを爆発。「僕は我を忘れちゃったんですけど。あれを(岡本)和真にやってほしいんですよ。 プレーするのは選手だし、みんながとにかく熱くなってやれと。僕はちゃんと冷静にみんなを応援するから」と岡本選手だけでなく、チーム全体に感情むき出しのプレーを期待しました。 優勝マジック6の巨人は残り8試合。阿部監督は「負けようが勝とうが、その日はその日、今日は今日。そういう割り切りが必要。とにかく選手は粋に感じてやってくれてますし、必死こいてるのも僕も見てるので、みんなでドキドキしながら、ワクワクしながら戦いたい」と、4年ぶりのリーグ優勝へ意気込みました。 (9月20日放送の日本テレビ『news zero』を再構成)