「三菱財閥の祖」岩崎弥太郎と「ビッグボス」新庄剛志の意外な共通点
「将来化ける子は【行動力と演出力】を持っている」。そう語るのは、日米で学習塾を経営し25年間で延べ5000名以上のバイリンガルを育成しているTLC for Kids代表の船津徹氏。「こんなにも具体的で内容が詰まっているものは初めて!」「目からウロコ」と子育て世代に話題の書籍『「強み」を生み出す育て方』の中から、25年間の塾経営でたどり着いた【子どもの「行動力と演出力」の育て方】をお届けする。 【画像】わが子にピッタリの習い事は?全25タイプ!最強の習い事チャート ● 行動力と演出力を伸ばす→世界で活躍する一流に! 「活発で社交的!」そんな子どもをパフォーマー気質かもしれません。パフォーマー気質の子を伸ばすキーワードは「行動力」です。 サッカー、バスケットボール、ローラースケート、スケートボード、ピアノ、ダンス、アート……やりたいことがいっぱいある「好奇心旺盛」なパフォーマー気質の子どもは「飽きっぽい」「集中力がない」とも思われがちです。 しかし、本気で打ち込める「何か」を見つけることができると、秘められていた能力が一気に開花します。勉強も習い事もグングン伸びるのです! バイタリティーあふれるパフォーマー気質の子どもは「行動力」を活かして、将来、優れたリーダーになる可能性を秘めています。幕末に活躍し、わずか10年で三菱財閥を築いた岩崎弥太郎のように、抜群の発想力と機を逃さない行動力で成功を勝ち取っていく。そんな爆発力を持っています。 例えば、派手なパフォーマンスと言動で注目を集める「ビッグボス」こと北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督。タレント、実業家、クリエイターなど多くの肩書を持つ新庄さんは、日本プロ野球史上最高の「エンターテイナー」として幅広い人たちから愛されています。 2001年にアメリカのメジャーリーグ入りし、日本人選手として初のワールドシリーズに出場。日米のグラウンド内外におけるパフォーマンスは「新庄劇場」と形容されて連日のようにテレビや新聞で報道されました。 新庄さんのパフォーマンスは単に目立ちたいからという理由ではありません。「学生時代にお山の大将だった選手がプロの世界に入ってうまい選手に囲まれると、どんどん自信を失い萎縮して、それがプレーの差となって表れる」とインタビューで述べているように、派手なパフォーマンスには、周りの選手をリラックスさせ、能力をフルに発揮できる環境を作ってあげるという狙いがあるのです。 新庄さんのように、パフォーマー気質の子どもは日本を飛び出し「世界の舞台で活躍できるたくましさ」を秘めています。 失敗を恐れず何事にも挑戦していく行動力、周りを楽しませる演出力を伸ばすことができれば、将来日本を代表するリーダーに大化けするかもしれません。 「わが子の気質を詳しく知りたい!」という方のために、著書『「強み」を生み出す育て方』ではオリジナル診断を掲載しています。 「天才気質」「研究者気質」「商人気質」「パフォーマー気質」「共感者気質」のうち、わが子のタイプはどれなのか…?カンタンな診断でスッキリ判明します! さらに、5タイプ別に、【学力の伸ばし方】【学校・習い事の選び方】まで徹底解説!気質×才能の25タイプ別診断で「わが子にピッタリの習い事」がカンタンにわかります! ● 子育て成功のカギは「強み育て」にある 子どもが社会の変化に翻弄されずに、自分らしく幸せに生きていくには、失敗や挫折に負けない「たくましさ」を確立しなければなりません。一生ものの武器になるたくましさですが、どのように育てれば良いのでしょうか? たくましさが育つ要因は、家柄、血筋、遺伝ではありません。もちろん親の学歴や職業も無関係です。「子どもの潜在的な強みを引き出すこと」でたくましさは育つと断言できます。 つまり、子育てで最優先すべきは「強み育て」なのです。強みは、音楽でもスポーツでも勉強でも、なんでもいいのですが、習い事は強みを育てる最高のチャンスになります!だから習い事選びは「子育て成功」に直結するのです。
船津 徹